認知症の非薬物療法-ドールセラピー

 認知症の患者さんにもしっかりと残される機能とされているものに感情というものがあります。ドールセラピーはこの感情に働きかけるのが狙いです。特に赤ちゃんを可愛い!と思ったり、子育て経験のあるような女性の患者さんに効果的だといわれていますが、男性も本能的に子供は可愛いと認識する感情が残っているため効果のある方もいらっしゃいます。

(上の画像はドールセラピー人形の”うなずきかぼちゃん”です)

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ドールセラピーの秘めたる可能性

 人間の本能の中には、赤ちゃんや子供には世話をしてあげるものだという意識があるそうです。子育てをしたことのある女性の場合は特に昔を思い出したりして活き活きとした表情に戻ることがあります。この赤ちゃんに何かをしてあげたい、あやしてあげたい、抱っこしたいなど意欲的な行動から、笑顔に繋がったり、コミュニケーションに繋がったりするようです。

 また、赤ちゃんドールを抱っこしている認知症患者さんを見る周りの視線も自然と笑顔になるそうです。これが特に良い効果を発揮するそうで、普段は失敗したり、怒られたりと負の感情ばかりを感じていたのに、赤ちゃんドールを抱っこしていると周りの人間が笑顔になってくれる、話しかけてくれるなど、良い感情が芽生えるきっかけになるとも言われています。

ドールセラピーに関する書籍

 ドールセラピーのことをしっかり書かれた本はこの1冊しかないと思います。一部の専門書で取り上げられてはいますが、これほどドールセラピーについて詳しい書籍は他にないと思います。もしも、ドールセラピーを取り入れてみたいと考えているのであれば、一読しておいて損はない書籍だと思います。Amazonではなんだか高額の価格が付いてしまっています。図書館などでも読めると思いますので、探してみて下さい。(私は図書館で借りました)

ドールセラピーでやってはいけないこと

 認知症患者さんも認知機能が低下しているだけであって馬鹿ではありません。当然プライドもあります。ドールセラピー用の人形を本当の赤ちゃんと思っている認知症患者さんもいるかもしれませんが、この赤ちゃんは人形だ、と認識している方がほとんどのようです。ですので、赤ちゃんの人形で遊んでいるなどと言ったりして、プライドを傷つけるようなことをしてはいけません。怒らせてしまうと心を閉ざしてしまいます。

 ドールセラピーを成功させるには、本人が興味を持つかどうかも大切ですが、周りの人間が一丸となってドール人形を慈しむ心が何よりも大切です。

ドールセラピーの人形

 ドールセラピーの専用人形は意外と高価なものが多いです。このページの一番上で紹介した”うなずきかぼちゃん”もそうです。ですが、専門書なんかに出てくる赤ちゃんドールを見ていると、人形自体は何でも良いような印象を受けます。

 お金をかけて高いドールを買うより、安くても周りが一丸となってドールセラピーをする志の方が大切だと思います。個人的にはタカラトミーから発売されているおしゃべり人形のネルルシリーズなんかがオススメだと思います。

 ※あくまでもドールセラピーは脳の働きを高めて、進行を少しでも遅らせようとする程度のものです。認知症を治癒させたり、元の状態にまで戻るようにすることはできません。また、人によって合う合わないがある療法でもあります。無理強いして人形を持たせたところで何の意味もありません。ドールセラピーの本来の意味や性質を見失わないよう取り入れてください。

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