認知症の困った症状への対処法-悪口(作り話)を言いふらす

悪口を言いふらす

 認知症の患者さんがありもしない悪口(作り話)を近所の人や親戚などに言いふらすようなことがあります。この症状は、認知症の症状によって忘れてしまった記憶の部分と今ある自分が分かっている現実とのつじつまを合わせようとして、自分にとって都合の良いストーリーを作ると考えられています。

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(例)晩ご飯を食べたのにそのこと自体を忘れてしまった場合

 晩ご飯を食べたこと自体を忘れているので、自分だけ食べさせてもらっていないとか、作ってもらえなかったというストーリーを作ることがあります。隣人や親戚に、介護者(たいてい嫁さん)にいじめられているなどと作り話をしたりします。

(例)財布をどこにしまったか忘れてしまった場合

 自分で財布をどこかにしまいこんでしまったのに、誰かが盗んだと言い出すことがあります(これは物盗られ妄想と呼ばれるもの)。家庭内で騒ぎ立てるだけならまだしも、隣人や親戚に犯人は嫁だと思うなどと言いふらしたり、警察に通報したりすることがあります。

どうやって理解・対処すれば良いのか?

 上で紹介した、どちらのケースも本人の認知症症状のせいで忘れてしまって起きたことなのですが、認知症患者さん自身は、「自分は絶対に間違っていない」と思っているので、身近な誰かを犯人にしてしまいます。

犯人探しをして怒る認知症患者さん

 そして、認知症のこういった症状の矛先のほとんどは一番身近にいる方に出やすいといわれています。毎日、介護しているのに犯人扱いされたり、泥棒扱いされたりすると、介護する気力がなくなってしまいますが、それは裏返して考えると、一番信頼されている証拠だとも言えるわけです。

 ただ、ありもしない話をあちこちで勝手にされてしまうのは介護者としても本望ではありません。ほとんどの場合、放っておいても誤解が解けるような作り話ばかりです(あまり複雑なストーリーは作れない)が、近隣の方や親戚・友人には現在の状況をあらかじめ話しておく方が良いと思います。

良くない対応法

間違った認知症への対応方法

 いくら作り話とは言え、悪口を言われることを心地よく思える人はいないと思います。しかし、ここで認知症の方に文句を言い返したり、怒ったりしてはいけません。介護者側が冷静になって対応することが求められます。

 むきになって言い合いをしたりするとどんどんエスカレートしていってしまいます。怒ったり、罰を与えるようなことをすると今度は、作り話から妄想へと症状が進んでしまうこともあります。認知症の方の訴えを聞きつつ、さらり受け流す対応が一番ベストだといえるでしょう。

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