認知症の困った症状への対処法-見捨てられ妄想

見捨てられ妄想

 認知症の患者さんにある症状の1つに見捨てられ妄想というものがあります。この見捨てられ妄想は、普段からきちんと介護されているにも関わらず起こるものです。場合によっては、近所の人に悪口を言われているなどと作り話をして言いふらすようなケースもあるくらいです。

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どうやって理解・対処すれば良いのか?

 見捨てられ妄想の根底には、不安感寂しさが隠されています。不安や寂しさを感じる原因は人それぞれですが、例えば以下のようなものが挙げられます。

1.会話についていけない

 普通の会話でも、認知症の患者さんの力では処理が追いつかず、どういうストーリーの話か分からなくなってしまうことがあります。その内に私を無視して話を進めている。仲間はずれにされている。と感じるようです。また、内容を勝手に想像し、私を捨てる算段を立てている悪口を言っていると妄想してしまうこともあります。

2.常に申し訳ない気持ちがある

 初期の認知症の方では、過去に何度か失敗をしていて家族に迷惑をかけているという気持ちを抱いていることが少なくありません。その考えがいつしか、私はいらない存在だ役に立たないと考えるようになり、家族に見捨てられるとどうやって生きていけばいいのか?などと妄想し、不安感が強くなっていきます。

3.不倫を疑い始める

 訪問介護などで訪れるスタッフと話をしている様子を見て不倫を疑うようなケースもあります。『若い人と付き合って、私を捨てるのか?』などと妄想したりします。女性の場合は嫉妬心だけで済むことが多いですが、男性の場合は暴力へと繋がるケースもあるようです。

 基本的に、こういった妄想は現実にはありえない話だったり、事実無根であることが多いのですが、本人にとってはその妄想が現実そのものなので不安感や寂しさが一層増しているのです。寂しさや不安感を完全になくすことは難しいのですが、対策法の1つとしてできるだけ会話を増やすことがあります。他愛のないことでも構いませんので、本人の理解できるスピードで、会話をする時間を作るようにすると被害妄想は減ります。

 また、妄想の起こる原因がはっきりしているのであれば、その原因をなくす方法を見つけるといいでしょう。例えば、不倫を疑い始めているのであれば、可能ならスタッフを同性の方に変えてもらうなど、些細なことで妄想がおさまることもあるのです。

良くない対応法

間違った認知症への対応方法

 見捨てられ妄想は認知症の方の被害妄想であることが多く、事実無根かもしれません。が、本人にとっては深刻な問題なのです。ですので、『そんなアホなこというなよ』とか、『そんなのないない』などと軽くあしらうことや強く否定することはNGです。できるだけ本人の話を聞いてあげることが大切です。話をゆっくり聞いてあげることで不安や寂しさを緩和することができ、被害妄想を減らすことができるのです。

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