認知症の困った症状への対処法-家に帰ると言い出す

自分の家

 認知症の患者さんの中には夕方になると、そろそろ自分の家に帰ると言い出すことがあります。言い出すだけなら良いのですが、荷物をまとめて『お邪魔しました』なんて言いながら本当に帰ろうとします。夕方になると不安感が強まりこのような行動に出たりするので、夕暮れ症候群とも呼ばれています。

 家に帰りたいという衝動の中には、今いるところが自分の居場所ではないと感じていたり、女性の場合だと早く家に帰って晩ご飯の支度をしないといけないと思っていたり、せん妄が原因であったり、要因は様々です。

PR:自宅介護がつらくなったら・・・

施設への入所も検討しておくことをオススメします。無料で相談や資料請求~見学予約までできます。条件の良いところは待機者も多いので、目星だけでもつけておくと後々助かるかと思います。

どうやって理解・対処すれば良いのか?

 ここでは3段階の対策法を考えてみたいと思います。この手の困った症状に合わせるには手間がかかりますが、仕方がないと思います。

たまに家に帰りたいと言い出す程度

 たまにしか訴えがないのであれば、ここが自宅であることを丁寧に説明するのもいいかもしれません。表に出て、表札の名前を見てもらうのもいいかもしれません。しかし、それだけでは納得しないことがあります。そういう場合は、今日はもう遅いので、晩ご飯を食べて泊まってくださいと誘うと良いとの報告があります。家に帰らなくても良い大義名分があれば、納得することも多いのです。

家に帰りたいと言い出す頻度が高い場合

 何度説明しても何度も家に帰りたいというケースが存在します。こうなってくると説明するのも大変ですし、軽く流すことも難しくなってきます。なので、車で送りますよなどと言い、車であたりを一回りしたり、一緒に散歩して近所をぐるりと一回りしてくると良いです、どちらの場合も同じ家に戻ってきてただ今~です。多少の手間はかかりますが、比較的納得してくれやすい方法です。

家に帰ろうとするのを引き止めると暴力をふるう

 この段階まできてしまうと自宅の介護だけではどうにもならなくなっているレベルです。ショートステイなどに泊まりにいった際に、帰りたいと言い出して暴れ出し、スタッフさんや他の入所者さんに暴力を振るったりすると、今後のショートステイの利用を拒否される場合もあります。この段階にくるとさすがに薬物治療を開始する方が無難です。

自宅でできる対処法

 家族がいつも付きっ切りで対応できるわけではありません。ふと、目を離したホンの数分でどこかに行ってしまったという話はよくある話です。ここでは自宅でできる対処法をいくつか列記してみたいと思います。

センサーチャイムを玄関に取り付ける(ドアの開閉を音で知らせるもの)

 ネット通販の楽天市場やAmazonなんかで販売していますし、少し大きめのホームセンターなんかでも売っていると思います。通常は外からの防犯や来客用のものですが、この場合逆になりますね。どこにでも設置できるようなタイプのものがオススメです。

楽天市場で探してみる
Amazonで探してみる

衣服に氏名と連絡先を縫いつけておく

 衣服の本人が引き剥がさないようなところに氏名と連絡先を縫いつけておくと、もしも出て行ってしまって帰り道が分からなくなったまま誰かに発見されたとき役に立つことがあります。どこをどう歩いたのか、他県で保護されたという話も普通にあるくらいです。備えておく方が良いと思います。

GPS機能付きの携帯電話を持たせる

 軽度の認知症の方には居場所が把握できるようなGPS機能付き携帯も良いかもしれません。しかし、中等度以上の認知症になると携帯電話の使い方や、そもそも携帯電話が何なのかが分からなかったりして、音やバイブに驚いて捨ててしまったりすることもあります。こういった場合は、あまり役には立たなくなる恐れもあります。

 GPS機能のある装置、

 以上、3つの方法を紹介してみましたが、これらの方法で対応できない場合や、対応しきれないような場合は施設への入所をオススメします。自宅で介護しきれていないということですので、認知症の方にも介護する側にも自宅介護のメリットがありません。

良くない対応法

間違った認知症への対応方法

 自宅に帰ろうとする行動を無理にとめようとすると余計に固執する場合もあります。できる限りうまく納得させることが大切です。そして、もしも出て行ってしまって無事に帰ってきたときや、誰かに保護されて帰ってきたときも怒らずに「お帰りなさい」とねぎらいの言葉をかけると良いそうです。

 本人にしてみれば、何か目的があって外出しただけ(例えば、買い物に行っただけ)なのに、怒られるというのは認知症の患者さんにとって意味が分かりません。心配される筋合いがあると思っていないわけですから。

当サイトのメニュー一覧

自宅介護にツラさを感じるなら・・・

 施設への入所も検討しておくことをオススメします。無料で相談や資料請求~見学予約までできます。条件の良いところは待機者も多いので、目星だけでもつけておくと後々助かるかと思います。

運営者について

運営者

◎HN:だいる
◎職業:10年目病院薬剤師
◎趣味:釣り、サイト運営
◎住処:近畿地方
その他の詳細プロフィール
連絡フォームはこちら

Page top icon