認知症の方のお漏らし(失禁)対策

認知症の人の尿失禁対策

 認知症が進行してくると失禁をしてしまうことが増えてきます。介護者である家族にとっても厄介な問題になることは間違いないのですが、認知症である当の本人もショックを受けているのです。叱りつけたり、怒ったりすることは本人の自尊心を傷つける上に、今後の介護においても良くないしこりを残したりします。

 また、1度や2度失禁をしたからといって、簡単におむつに切り替えてしまうことも考え物(理由は後述します)なのです。いきなりおむつを使用するのではなく、まずはトイレへの誘導を心がけるようにしましょう。

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認知症の方が失禁をしてしまう理由

 その方の認知症の進行具合やその家にどれだけ住んでいるかなどでも変わってくるのですが、認知症の方が失禁をしてしまう理由は以下のものが多いです。その理由ごとに対処法を紹介しています。まずはトイレに向かわせるように介護者が気遣ってあげることが大切です。

トイレの場所が分からなくなっている場合

 認知症は比較的新しい物事から忘れていくので、老後に新しい家に引越しした、独居にならないように子供と同居したなどで最近新しいところに移り住んだ場合にトイレの場所が分からなくなったりします。トイレに行きたいという気持ちがあってもトイレの場所が分からず、間に合わないということがあります。対処法としては以下のものがあげられます。

トイレのドアに張り紙をする
  • トイレのドアに大きく『トイレ・便所』などの張り紙をする
  • トイレのドアをいつも開けておき、見えるようにする
  • 部屋からトイレまでの矢印を張り紙しておく
  • 夜間はトイレの灯りをつけておく
  • トイレが遠い、不便な場合はポータブルトイレを導入

トイレの感覚が分からなくなっている場合

 認知症が進行してくると、脳の感覚を受け取るところの働きが低下します。例えば、満腹を感じる中枢(満腹中枢)の機能が低下するため、ごはんを食べ続けたり、『まだ晩飯を食べてない』と言い出したりすることがよく知られています。これと同じで、尿意を感じる部分の働きが低下しているため、トイレに行きたいという感覚そのものがなかったり、感覚を受け取っているのに何なのかが分からずそわそわしたりします。

トイレに誘導する

 普段から行動をみていると失禁がある前に”そわそわして落ち着かない””服を脱ごうとする””急に立ち上がりどこかに行こうとする”など失禁へと繋がる前兆やサインが見えてくると思います。こういったチャンスを逃さないようにしてトイレに連れて行くとうまく行くことが多いです。

 また、排泄スケジュールを作成することも役に立つと思います。子育て経験のある方ならイメージがつくと思いますが、子供がトイレトレーニングをするときに何時間かおきにトイレに連れて行ったり、行くように促したりしたかと思います。それと同じで排泄スケジュールを作ってやるのも一つの手段となります。ただ、高齢者は便秘になりやすい傾向にあるので、便秘に対する薬物治療をしていたとしても排便のコントロールだけは難しいということがあります。

簡単におむつを使わないほうが良い理由

 失禁が始まるとおむつの導入を検討する時期に来ていることは間違いありませんが、そう簡単におむつにしない方が良いというのも実際のところです。

 最近のおむつはかなり機能も良くなっていて、吸水量も多く、漏れにくいものが販売されています。おむつをしていると介護者の負担が軽減され、長時間おむつをつけっぱなしにということにもなります。これではいくら高機能でも蒸れますし、おむつかぶれなども作ってしまいます。また、おしっこをしたとしてもしっかり吸収してくれますので、おしっこが出たという感覚すら奪ってしまうことにも繋がります。残された感覚があるのであれば、最大限に活かしてあげたいということもあります。

 とは言え、おむつをしてはいけないということではありません!認知症の方の状態や、介護者の負担具合を考えても、おむつを導入することは大切になってきます。

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