高齢者の高度な便秘をケアする方法

ポータブルトイレ

 認知症患者さんに限った話ではないのですが、高齢者では便秘になりやすい傾向にあります。運動量が落ちること、水分摂取量が減ること、腹圧(お腹の力)が弱くなること、偏食気味になること、など様々な要因が重なり、時に高度な便秘になることがあります。この便秘が介護をしていく上で、なかなかの問題になることも多いのです。

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施設への入所も検討しておくことをオススメします。無料で相談や資料請求~見学予約までできます。条件の良いところは待機者も多いので、目星だけでもつけておくと後々助かるかと思います。

まずは家庭でできる便秘予防法

 便秘治療の基本的な考えは、1に生活、2に食事、そして3に薬物治療です。いきなり薬物治療に頼るのは少し間違っています。(とは言え、このページを読んでいる方はすでに3までいっててその上で困って調べていると思います。)とりあえず、順に紹介していきたいと思います。

1.生活習慣を見直す

 生活リズムを整えるために、毎食事を決まった時間に食べるようにします。その上で、毎朝同じ時間におトイレに向かわせるようにします。あと、運動不足なのであれば、一緒にお散歩をしてあげるのも良いと思います。無理のない程度に運動をするようにしましょう。この程度でも便秘が改善される人もいます。

2.食事で便秘対策をする

 便秘には食物繊維が良いと聞いたことがある方は多いと思います。その他ではオリゴ糖やビタミンCなどなど。これらが多く含まれるため、一般に果物を摂るようにすれば便秘に良いといわれたりしています。また、薬物治療のように劇的な効果はないと思いますが、補助的に以下のような健康食品(カイテキオリゴ)を用いている施設もあります。

3.薬物治療をする

 かかりつけ医や近医に診察してもらい、薬物治療を開始します。酸化マグネシウム(カマグ)、ピコスルファートNa(ラキソベロン)、センナ系(アローゼン、プルゼニド、ヨーデルなど)がよく処方されます。最近ではアミティーザという新しい便秘のお薬も発売されました。さらに浣腸などを処方してくださることもあります。

 しかし、薬物治療も万能ではありません。より強固な便秘には効果が薄いこともありますし、生活習慣や食事がなっていないと全く改善しないこともあります。さらに、認知症の患者さんはお薬の管理ができないので介護者がしっかりと管理する必要があります。

便が肛門付近で詰まっているとき

 あまりにも硬くなりすぎた便が肛門付近で詰まってしまったような状態になることがあります。本人はこの状態が気持ち悪く、ツライので手で出そうとしたりして弄弁行為(便で遊ぶような行為)をしたりします。このような場合は、介護者が覚悟を決め、便を指で出してあげるとすんなり便が出るということがあります。

用意するもの

  • 潤滑油となるもの:オリーブオイル、イチジク浣腸など
  • 下に敷くもの:ペットシーツなど(お風呂でする場合不要)
  • 手袋:プラスチック手袋
  • 本人が安定して座れない場合、シャワーチェアも必要
  • 消臭剤:終わったあと、お部屋の換気や消臭が必要です

 直腸を傷つけないように爪の手入れが必須です。無理にかき出す様なこともしてはいけません。まず、いきなり実行に移す前に、訪問看護師さんに相談してみたり、実際のやり方を指導してもらうべきだと思います。

 この行為は摘便と呼び、医療行為にあたります。ホームヘルパーさんは医療行為はしてはいけないとされています。が、現場レベルではしてい・・・いや、ゴホンゴホン、ゲホゲホ。

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